RICE処置

RICE処置

R:Rest(安静)

2・3日は安静。むやみに動かしたり、もんだりすると治りが悪いです。


I:Icing(冷却)

まずは冷やしましょう。痛み、腫れ、炎症を軽減させるのが目的です。氷を袋に入れて(氷嚢が便利です)患部に当てる方法が効果的です。
※1回の冷却は15~20分程度。45~60分程度の間隔をあけて(患部の感覚が戻ったら、が目安です)冷却、を出来る限り繰り返します。
※保冷材は避けましょう。もし使う場合は、ガーゼやタオルなどを使い、皮膚に直接当てないようにしましょう。

C:Compression(圧迫)

腫れを抑えるために必要です。テーピングパッド(またはスポンジ)を腫脹が予想される部位にあて、弾性包帯で圧迫・固定します。
※皮膚・爪の色や指の感覚などに注意:包帯が神経や動脈を圧迫していないか気をつけましょう。

E:Elevation(挙上)

血液・体液が患部に集中して腫れが進むのを、抑えます。患部を心臓より高い位置に挙げるのが理想です。
※受傷後48時間以内は、運動や、患部に熱をあてたり、もんだりすること、飲酒は避けましょう。腫れや出血が強くなってしまいます。

 


*応急処置の目的は、とにかく「炎症・腫れを抑える」!!足関節にはレセプターと呼ばれる感覚受容器が豊富で、捻挫により腫れてしまうと、そのレセプターの働きが大きく低下し、それが後々に大きな影響となるのです。